おすすめの新電力8選! 固定単価プランと市場連動型プランの両方の電力会社をご紹介!

投稿日:2024/02/29

更新日:2024/03/01

でんきの比較

電気の小売全面自由化以降、新電力と呼ばれる小売電気事業者が増え、また電気の料金構成も多様化してきました。電力会社やプランによって、電気料金の計算方法や内訳、料金単価などが異なり、どの新電力を選べば良いか分からないという方も多いでしょう。

本記事では、一般家庭におすすめの新電力をご紹介します。従来の料金プランである「固定単価プラン」を提供する電力会社はもちろん、最近増えてきている「市場連動型プラン」を提供する電力会社もピックアップしています。また記事の後半では、新電力に乗り換える際のチェックポイントも解説しているので、電力会社の乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は2024年2月時点の情報です

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この記事を書いた人

野中 康平
野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

【比較表】おすすめ新電力8選

ブランド名 TERASELでんき idemitsuでんき オクトパスエナジー ミツウロコでんき コスモでんき Looopでんき アストでんき
会社名 株式会社エネクスライフサービス 出光興産株式会社 TGオクトパスエナジー株式会社 株式会社ミツウロコヴェッセル コスモエネルギーホールディングス株式会社 株式会社Looop アストマックス・エネルギー株式会社
固定単価プラン
市場連動型プラン
固定単価プラン
市場連動型プラン
固定単価プラン 固定単価プラン 固定単価プラン 固定単価プラン 市場連動型プラン 市場連動型プラン
プラン ▼固定単価プラン
超TERASELプラン
TERASELプラン
▼市場連動型プラン
TERASELマーケットプラン
Sプラン
オール電化プラン
一般的なプラン(グリーンオクトパス)
ソーラープラン(自宅で電気を作る)
EVプラン
従量電灯B
シングル応援プラン
従量電灯C
シングル応援プラン従量電灯C
とくとくナイト
とくとくナイト8
とくとくナイト12
動力プラン
スタンダード
ポイントプラス
セレクト
グリーン
※それぞれにオール電化メニュー
▼家庭向けプラン
スマートタイムONE(電灯)
▼法人向けプラン
スマートタイムONE(電灯)
▼業務用の機器をお使いになる方向け
スマートタイムONE(動力)
フリープラン
「プラス・グリーン」オプション
供給エリア 東京電力エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
中部電力エリア
北陸電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
北陸電力エリア
東京電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
四国電力エリア
中国電力エリア
九州電力エリア
北海道
東北
東京
中部
北陸
九州
関西
中国
四国
北海道エリア
東北エリア
関東エリア
中部エリア
北陸エリア
関西エリア
中国エリア
四国エリア
九州エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
北陸電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
北陸電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
(一部地域、離島を除く)
全国(沖縄電力管内を除く)
割引特典 楽天ポイント(月々の電気料金200円につき1ポイント)

▼ご契約時に選べる特典
楽天ポイント(2,000ポイント)
PayPayポイント(2,000ポイント)
Amazonギフト券(2,000円分)
Apple Gift Card(2,000円分)
Huluチケット(2カ月分)
StockPoint(2,000ポイント)
お使いの電気料金の2%相当を寄付
※キャンペーン時には、上記の特典額が増額となる場合があります

▼クルマ特割
ガソリンコース(ガソリン[ハイオク・レギュラー]、軽油 2円/l引き)

EVコース(電気料金を毎月200円引き)

「全体的な電力小売における市場動向」と、
「各お申し込み経路(チャネル)でかかってくる経費」のバランスによって決定

お友達紹介割(紹介したユーザーと紹介されたユーザーに電気代を5,000円割引)

Pontaポイントプレゼント(2年間で最大5,000ポイント)

Costcoエグゼクティブ会員にコストコで利用可能なリワードをプレゼント
(最大8年間・毎年5,000リワード)

EV特別割
契約期間 需給開始日から1年目の日まで(以降、1年ごとに自動更新) 契約成立日から最初の12月31日までとし、それ以降は1年ごとに同一条件で更新 原則1年 原則1年 1年間 申込日から1年間(以降、1年ごとに自動更新)
違約金 なし
※供給設備を新設・増設してから1年未満の解約の場合、
一般送配電事業者から支払いを求められた工事費等を請求することがあります
なし
※供給地点の新設や契約容量を増設してから1年未満の解約の場合、
一般送配電事業者から精算を求められた工事費や託送料を請求することがあります
※引越しを伴わない解約の場合は、半年以内の再契約ができないことがあります
なし なし コスモでんきセレクトdマガジンコース:
電気の供給開始1年未満の場合は税抜2,000円
その他プラン:なし
なし なし
支払い方法 クレジットカード クレジットカード
口座振替
クレジットカード
口座振替
コンビニ
口座振替
クレジットカード
コンビニ・銀行
クレジットカード
口座振替
クレジットカード
一部デビットカード、プリペイドカード
クレジットカード
口座振替
コンビニ払い

電気の契約には大きく2つの料金構成がある

電気の契約には、「固定単価プラン」と「市場連動型プラン」の大きく2つの料金構成があります。固定単価プランは従来の料金構成で、市場連動型プランは電気の小売自由化によって誕生した新しい料金構成です。

固定単価プランとは?

固定単価プランとは?

先述した通り、固定単価プランは従来の料金構成で、電気料金は以下の計算式で算出するのが一般的です。

電気料金 = 基本料金または最低料金 + 電力量料金 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金

電力量料金 = (従量料金 + 燃料費調整額) × 電力使用量

それぞれの内訳は以下の通りです。

  • 基本料金または最低料金:契約アンペア・契約容量によって決定(固定)
  • 従量料金:電力使用量に応じて支払う料金(3段階料金)
  • 燃料費調整額:3〜5カ月前の燃料の貿易統計価格に基づき算定(単月固定)
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金):全ての需要家が負担する料金(単価固定)

固定単価プランの従量料金は3段階料金となっており、電力使用量に応じた1段階~3段階の単価が設定されています。この単価は、料金プランの改定などがない限り変わることはなく、そのため市場連動型プランと比較する際に、従来の料金構成が固定単価プランと呼ばれているのです。従量料金の単価が3段階で固定されているため、電気料金の増減に影響するのは、原則、電力使用量のみです。

市場連動型プランとは?

市場連動型プランとは?

市場連動型プランは、文字通り電気の市場価格と連動する料金構成です。電気の市場価格とは、日本卸電力取引所(JEPX)の電気の取引価格で、JEPXでは基本的に、1日24時間を30分ごとの計48コマに分割し、1コマごとに取引を行うため、市場連動型プランでは30分ごとに単価が変動します。

市場連動型プランの計算式や内訳は電力会社によって異なりますので、本記事では、「TERASELでんき」の「TERASELマーケットプラン」を例にご紹介します。

TERASELマーケットプランの電気料金の計算式は、以下の通りです。
電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金

電力量料金 = (電源料金 + 固定従量料金) × 電力使用量

それぞれの内訳は以下の通りです。

  • 基本料金:契約アンペア・契約容量によって決定(固定)
  • 電源料金:30分ごとの市場価格(単価変動)
  • 固定従量料金:託送料金とサービス料を合わせた料金(単価固定)
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金):全ての需要家が負担する料金(単価固定)

市場価格が反映されるのは、電力量料金の電源料金です。市場価格に合わせて、30分ごとに電源料金の単価が変動するため、電力使用量だけでなく、電気を使用する時間帯も電気料金の増減に影響します。

なお、上記のような市場連動型プランとは別に、市場価格を電気料金に反映させる方法として、燃料費等調整額や電源調達調整費といった独自の燃料費調整額を設定しているプランもあります。こちらのプランについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

>市場連動型プランとは? 仕組みや計算方法、メリット・デメリットを解説!

固定単価プランと市場連動型プランの違い

固定単価プランと市場連動型プランの違いは電力量料金です。先述した通り、固定単価プランの電力量料金に含まれる従量料金は、1段階~3段階の単価が設定されており、その単価は原則、固定です。一方、市場連動型プランの電力量料金に含まれる電源料金は、30分ごとに単価が変動します。

つまり、固定単価プランはいつ電気を使っても、トータルの電力使用量によってのみ電気料金が変動しますが、市場連動型プランの場合は、「いつ」「どのくらい」電気を使ったかで電気料金が大きく変動するのです。

もう一つ違いを挙げるとすれば、燃料価格が電気料金に反映されるタイミングでしょう。固定単価プランには燃料費調整額が含まれており、この単価は、3〜5カ月前の燃料の貿易統計価格に基づき算定されます。一方、市場連動型プランの場合は、その日の市場価格がその日の電源料金に反映され、この市場価格は燃料価格も加味した価格となっています。つまり、固定単価プランは過去の燃料価格を後から請求する仕組みになっており、市場連動型プランはその時の燃料価格をその時に請求する仕組みになっているのです。

固定単価プランと市場連動型プランはどちらがおすすめ?

固定単価プランと市場連動型プランはどちらがおすすめ?

固定単価プランと市場連動型プランは、それぞれ電気料金の計算方法が異なるため、ライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。

固定単価プランがおすすめの方

固定単価プランは、時間の制約のある方や24時間電気を使う方など、単価の高い・安いを気にせずに電気を使いたい方におすすめです。

例えば、日中は仕事や学校で外出しており、主に夕方・夜〜翌朝までを自宅で過ごすという生活スタイルの方は、固定単価プランの方が良いでしょう。また待機電力の多い方や、一日中照明や冷暖房を使うという方も、固定単価プランがおすすめです。

市場連動型プランがおすすめの方

日常生活の中で時間の制約がなく、市場価格の変動に合わせて電気の使い方を工夫できるのであれば、市場連動型プランの方がお得になる可能性があります。電気の市場価格は一日前に決まるので、それに合わせて一日の予定を自由に決められる方には、市場連動型プランがおすすめです。

固定単価プランを提供するおすすめの新電力5選

ここからは、固定単価プランを提供するおすすめの新電力をご紹介します。

  • TERASELでんき
  • idemitsuでんき
  • オクトパスエナジー
  • ミツウロコでんき
  • コスモでんき

一つずつ見ていきましょう。

TERASELでんき

TERASELでんきは、エネルギー商社である伊藤忠エネクス株式会社の100%出資会社として2016年に設立された株式会社エネクスライフサービスが運営しています。電気の契約のみで申込むことが可能で、電気をたくさん使う方ほどお得になります。

会社概要は以下の通りです。

会社名 株式会社エネクスライフサービス
所在 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞ヶ関ビルディング
設立 2016年7月21日
資本金 1億円
事業内容
  • 電力小売事業
  • 自動車の売買に関する情報の収集並びに提供
  • 自動車売買の仲介斡旋
  • 自動車整備事業並びに仲介斡旋
  • レンタカー事業の斡旋

TERASELでんきの固定単価プランには、以下の2つのプランがあります。

  • 超TERASELプラン
  • TERASELプラン

超TERASELプランは、電気を使う方ほどお得になるプランです。一方、TERASELプランは、使用量が少ない方でもお得になります。

プラン 超TERASELプラン
TERASELプラン
供給エリア 東京電力エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
中部電力エリア
北陸電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
割引特典 楽天ポイント(月々の電気料金200円につき1ポイント)

▼ご契約時に選べる特典

  • 楽天ポイント(2,000ポイント)
  • PayPayポイント(2,000ポイント)
  • Amazonギフト券(2,000円分)
  • Apple Gift Card(2,000円分)
  • Huluチケット(2カ月分)
  • StockPoint(2,000ポイント)
  • お使いの電気料金の2%相当を寄付

※キャンペーン時には、上記の特典額が増額となる場合があります

契約期間 需給開始日から1年目の日まで(以降、1年ごとに自動更新)
違約金 なし
※供給設備を新設・増設してから1年未満の解約の場合、
一般送配電事業者から支払いを求められた工事費等を請求することがあります
支払い方法 クレジットカード
Webサイト 超TERASELプラン
https://www.terasel.jp/charge/chou-terasel-plan/
TERASELプラン
https://www.terasel.jp/charge/terasel-plan/

idemitsuでんき

idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する、住まいやドライバーに嬉しいサービスが豊富な新電力です。申込みはWebで完結できますが、電話でのサポートも充実しています。

会社概要は以下の通りです。

会社名 出光興産株式会社
所在 東京都千代田区大手町1丁目2番1号
※2020年12月21日移転
設立 1940年3月30日(創業1911年6月20日)
資本金 1,683億円
事業内容 ▼燃料油

  • 原油調達、石油製品の製造
  • SS(サービスステーション)向けガソリン・灯油・軽油・自動車用潤滑油の販売
  • 産業用灯油・軽油・重油などの販売
  • 航空機用・船舶用燃料の販売
  • 水素ステーションの運営

▼基礎化学品

  • オレフィン(エチレン、プロピレン、ブタジエン)、アロマ(ベンゼン、スチレンモノマー、ミックスキシレン、パラキシレン)などの製造・販売

▼高機能材

  • 自動車潤滑油、工業用潤滑油、船舶用潤滑油、グリースの研究開発・製造・販売
  • エンジニアリングプラスチック、粘接着基材、誘導品・溶剤の研究開発・製造・販売
  • 有機ELなどの電子材料の研究開発・製造・販売
  • 高機能アスファルト(機能舗装材)の研究開発・製造・販売
  • 全固体リチウムイオン電池材料の研究開発

▼電力・再生可能エネルギー

  • 高効率火力発電所の運営
  • 太陽光・風力・バイオマス発電所など再生可能エネルギー電源の開発・運営
  • 国内電力の供給、卸売・小売販売
  • CIS薄膜太陽電池の研究開発および太陽光発電システムの販売

▼資源

  • 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産
  • 石炭の生産と販売
  • 地熱発電所の運営、電力および蒸気の供給・販売

idemitsuでんきの固定単価プランには、以下の2つのプランがあります。

  • Sプラン
  • オール電化プラン

Sプランは、電気の使用量に応じて電気料金がお得になるプランです。オール電化プランでは、夜間の電気料金がお得になります。

プラン Sプラン
オール電化プラン
供給エリア 北海道電力エリア
東北電力エリア
北陸電力エリア
東京電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
四国電力エリア
中国電力エリア
九州電力エリア
割引特典 ▼クルマ特割

  • ガソリンコース(ガソリン[ハイオク・レギュラー]、軽油 2円/l引き)
  • EVコース(電気料金を毎月200円引き)
契約期間 契約成立日から最初の12月31日までとし、それ以降は1年ごとに同一条件で更新
違約金 なし
※供給地点の新設や契約容量を増設してから1年未満の解約の場合、
一般送配電事業者から精算を求められた工事費や託送料を請求することがあります
※引越しを伴わない解約の場合は、半年以内の再契約ができないことがあります
支払い方法 クレジットカード
口座振替
Webサイト https://denki.idemitsu.com/

オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは、TGオクトパスエナジー株式会社が運営する、世界の約770万世帯に選ばれている新電力です。国内では2021年に東京ガスと合弁会社を設立し、電力小売事業を開始しています。

会社概要は以下の通りです。

会社名 TGオクトパスエナジー株式会社
所在 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー18階
設立 2021年1月
資本金 7億円 (2021年3月9日現在)
事業内容 電力小売事業

オクトパスエナジーの主な固定単価プランを3つご紹介します。

  • 一般的なプラン(グリーンオクトパス)
  • ソーラープラン
  • EVプラン

一般的なプランは、使用する電力が実質的に再生可能エネルギー100%となるプランです。ソーラープランは、太陽光パネルの設置が契約条件となりますが、夜間の料金が割引されます。またEVプランは、EVの充電が頻繁に必要な方へ向けて最適化されたプランです。

プラン 一般的なプラン(グリーンオクトパス)
ソーラープラン(自宅で電気を作る)
EVプラン
供給エリア 北海道
東北
東京
中部
北陸
九州
関西
中国
四国
割引特典 「全体的な電力小売における市場動向」と、
「各お申し込み経路(チャネル)でかかってくる経費」のバランスによって決定
お友達紹介割(紹介したユーザーと紹介されたユーザーに電気代を5,000円割引)
契約期間
違約金 なし
支払い方法 クレジットカード
口座振替
コンビニ
Webサイト https://octopusenergy.co.jp/

ミツウロコでんき

ミツウロコでんきは、株式会社ミツウロコヴェッセルが運営する、FIT電気の調達に力を入れている新電力です。トラブルの際は「ミツウロコ電気安心サポート」によって、いつでも東京電力パワーグリッドが駆けつけてくれます。

会社概要は以下の通りです。

会社名 株式会社ミツウロコヴェッセル
所在 東京都中央区京橋3丁目1番1号
設立 1982年(昭和57年)10月
(2017年10月1日、吸収分割によりミツウロコの関東地区におけるLPガス小売事業を承継し、群馬ミツウロコ(株)より商号変更)
資本金 2,500万円
事業内容
  • LPガス
  • 石油製品
  • 家庭用電気
  • 住宅設備機器およびミネラルウォーターの販売
  • リフォーム事業
  • 通信サービス事業

ミツウロコでんきはの固定単価プランには、以下のプランがあります。

  • 従量電灯B
  • シングル応援プラン
  • 従量電灯C
  • シングル応援プラン従量電灯C
  • とくとくナイト
  • とくとくナイト8
  • とくとくナイト12
  • 動力プラン

シングル応援プランとシングル応援プラン従量電灯Cは、最初の120kWhまでの電力量料金単価がお得になるプランです。とくとくナイト、とくとくナイト8、とくとくナイト12では、それぞれに設定されている夜間の特定の時間帯のみ、電力量料金単価がお得になります。

プラン 従量電灯B
シングル応援プラン
従量電灯C
シングル応援プラン従量電灯C
とくとくナイト
とくとくナイト8
とくとくナイト12
動力プラン
供給エリア 北海道エリア
東北エリア
関東エリア
中部エリア
北陸エリア
関西エリア
中国エリア
四国エリア
九州エリア
割引特典 Pontaポイントプレゼント(2年間で最大5,000ポイント)
Costcoエグゼクティブ会員にコストコで利用可能なリワードをプレゼント
(最大8年間・毎年5,000リワード)
契約期間 原則1年
違約金 なし
支払い方法 口座振替
クレジットカード
コンビニ・銀行
Webサイト https://mitsuurokodenki.jp/

コスモでんき

コスモエネルギーホールディングス株式会社が提供するコスモでんきは、幅広いプランの中から、自分に合うプランを選べる新電力です。手続きも簡単で、契約後はマイページから電気使用量などを確認できます。

会社概要は以下の通りです。

会社名 コスモエネルギーホールディングス株式会社
所在 東京都港区芝浦1-1-1
設立 1986年 4月
資本金 464億円(2023年3月31日現在)
事業内容 総合石油事業等を行う傘下グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務

コスモでんきの固定単価プランは、主に以下の4つのプランがあります。

  • スタンダード
  • ポイントプラス
  • セレクト
  • グリーン

スタンダードは電気の使用量に応じて割引されるプランです。ポイントプラスでは、電気の使用量に応じてdポイントがたまります。セレクトを選ぶと、電気料金のみで動画や雑誌が見放題になります。グリーンは、実質的な二酸化炭素排出量が0となる電力を利用することで、社会・環境貢献活動につながるプランです。それぞれのプランには、さらにお得なオール電化向けメニューもあります。

プラン スタンダード
ポイントプラス
セレクト
グリーン
※それぞれにオール電化メニュー
供給エリア 北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
北陸電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
割引特典 EV特別割
契約期間 原則1年
違約金 コスモでんきセレクトdマガジンコース:
電気の供給開始1年未満の場合は税抜2,000円
その他プラン:なし
支払い方法 クレジットカード
口座振替
Webサイト https://www.cosmo-denki.com/

市場連動型プランを提供するおすすめの新電力3選

続いて、市場連動型プランを提供するおすすめの新電力をご紹介します。

  • TERASELでんき
  • Looopでんき
  • アストでんき

一つずつ見ていきましょう。

TERASELでんき

TERASELでんきは、固定単価プランだけでなく、市場連動型プランも提供しています。サービスを提供する株式会社エネクスライフサービスは、伊藤忠エネクスグループの傘下に位置し、グループ全体でさまざまな事業を行っています。

会社概要は以下の通りです。

会社名 株式会社エネクスライフサービス
所在 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞ヶ関ビルディング
設立 2016年7月21日
資本金 1億円
事業内容
  • 電力小売事業
  • 自動車の売買に関する情報の収集並びに提供
  • 自動車売買の仲介斡旋
  • 自動車整備事業並びに仲介斡旋
  • レンタカー事業の斡旋

TERASELでんきの市場連動型プランは「TERASELマーケットプラン」です。電気の使用を市場価格が安い時間帯に集中させることで、トータルの電気料金を節約できるでしょう。

電気料金の算出方法は、以下の通りです。
電気料金 = 基本料金 + 電力量料金{電源料金(30分ごとの市場価格)+固定従量料金(託送料金 + サービス料)} × 使用量 + 再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 × 使用量)

電源料金は、以下の計算式で算出できます。
電源料金 = 30分ごとの電力使用量 × {その30分ごとのエリアプライス ÷ (1 – エリア損失率)} × (1 + 消費税率)

プラン TERASELマーケットプラン
供給エリア 東京電力エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
中部電力エリア
北陸電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
割引特典 楽天ポイント(月々の電気料金200円につき1ポイント)

▼ご契約時に選べる特典

  • 楽天ポイント(2,000ポイント)
  • PayPayポイント(2,000ポイント)
  • Amazonギフト券(2,000円分)
  • Apple Gift Card(2,000円分)
  • Huluチケット(2カ月分)
  • StockPoint(2,000ポイント)
  • お使いの電気料金の2%相当を寄付

※キャンペーン時には、上記の特典額が増額となる場合があります

契約期間 需給開始日から1年目の日まで(以降、1年ごとに自動更新)
違約金 なし
※供給設備を新設・増設してから1年未満に解約すると、
⼀般送配電事業者から⽀払いを求められた⼯事費等がかかる場合がある
支払い方法 クレジットカード
Webサイト https://www.terasel.jp/charge/market-plan/

Looopでんき

Looopでんきは、株式会社Looopが提供する、基本料金と燃料費調整額がゼロ円(法人の場合は基本料金429円/kWh)の新電力です。市場の電源料金が安い時間帯を中心に電気を使うことで、電気料金を抑えるだけでなく、再生可能エネルギーの有効活用を実現します。

会社概要は以下の通りです。

会社名 株式会社Looop
所在 東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー15階・22階
設立 2011年4月4日
資本金 40億9,400万円(資本準備金37億7,300万円)※2023年3月末現在
事業内容
  • 電力小売事業
  • 電力小売事業に関わる各種業務委託業
  • 太陽光発電所システムの開発・販売・設置・工事・管理・メンテナンス
  • 自社太陽光発電所の設置・管理
  • 独立型太陽光発電システムと周辺機器の販売
  • 自然エネルギーを使用した商品の企画・開発・販売
  • 損害保険代理店事業

Looopでんきの市場連動型プランは「スマートタイムONE」です。個人向けの「スマートタイムONE(電灯)」と法人向けの「スマートタイムONE(電灯)」があります。また東京エリアの方限定で、電気とガスをセットで契約するとさらに割引を受けられる「Looopでんき+ガス」というプランも選べます。

電気料金の算出方法は公開されていませんが、ホームぺージにてシミュレーションが可能です。

プラン ▼家庭向けプラン

  • スマートタイムONE(電灯)

▼法人向けプラン

  • スマートタイムONE(電灯)

▼業務用の機器をお使いになる方向け

  • スマートタイムONE(動力)
供給エリア 北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
北陸電力エリア
中部電力エリア
関西電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
(一部地域、離島を除く)
割引特典
契約期間 1年間
違約金 なし
支払い方法 クレジットカード
一部デビットカード、プリペイドカード
Webサイト https://looop-denki.com/home/

アストでんき

アストでんきは、アストマックス・エネルギー株式会社が提供する、エネルギーとエコロジーを掛け合わせた新電力です。親会社のアストマックス株式会社は、総合エネルギー事業と金融事業を展開しています。

会社概要は以下の通りです。

会社名 アストマックス・エネルギー株式会社
所在 東京都品川区東五反田2丁目10番2号 東五反田スクエア5F
設立 2017年2月28日
資本金 300万100円
事業内容 電気事業、または関連する一切の事業

アストでんきの市場連動型プランは「フリープラン」です。このプランでは、固定料金との組み合わせにより高騰リスクをコントロールできます。実質的な二酸化炭素排出量を0にできる、「プラス・グリーン」というオプションもあります。

フリープランの料金は、以下の組み合わせで決まります。

【託送料金(地域の送配電会社が定める電力量料金)】

  • 契約容量に応じた送配電ネットワーク利用基本料金(円/契約)
  • 電力量料金 地域の送配電会社が定める、送配電ネットワーク利用単価(円/kWh)× 電力使用量(kWh)

【電力量料金】

  • 30分ごとの電力市場価格(円/kWh) × {30分ごとの電力使用量(kWh) ÷ (1 – 送電ロス率)}
  • 使用月ごとにアストでんきが値付けした固定価格 × {30分ごとの電力使用量(kWh) ÷ (1 – 送電ロス率)}

【事業運営費】

  • アストでんきの事業運営費4.50円/kWh(税込) × 電力使用量(kWh)

【再生可能エネルギー発電促進賦課金】

【特約によるオプション】※「プラスグリーン」の場合

  • 0.80円/kWh(税込) × 電力使用量(kWh)
プラン フリープラン
「プラス・グリーン」オプション
供給エリア 全国(沖縄電力管内を除く)
割引特典
契約期間 申込日から1年間(以降、1年ごとに自動更新)
違約金 なし
支払い方法 クレジットカード
口座振替
コンビニ払い
Webサイト https://astmaxenergy.co.jp/

新電力に乗り換える際のチェックポイント

新電力に乗り換える際のチェックポイント

最後に、新電力に乗り換える際のチェックポイントを解説します。電気の契約は、電力会社やプランによって条件が大きく変わるため、すべての項目を確認した上で、あなたに適した新電力を選びましょう。

会社の安定性

1つ目のチェックポイントは、会社の安定性です。新電力は、サービスを提供する企業の都合による事業撤退や倒産、廃業といったリスクがゼロではありません。そのため会社の安定性を確認しておくことが大切です。

大前提として、まずは国の登録小売電気事業者に指定されているかどうかを確認してください。登録小売電気事業者の一覧は、経済産業省 資源エネルギー庁のホームページで確認できます。

>登録小売電気事業者一覧はこちら

また自社の発電所の有無や、会社やグループの規模、多角的な事業を行っているかといった、会社の経営基盤もチェックしましょう。

一般家庭などで使用する低圧電力の場合、東京電力や関西電力といった一般送配電事業者には、最終的な電気の供給を行う義務があります。つまり、新電力との契約が終了するからといって、即座に電気が止まってしまうような心配はありません。

しかし、万が一契約を続けられない状況となったら、なるべく早く、乗り換え先の電力会社を探す必要があります。乗り換え先を再検討する手間が発生するのはもちろん、乗り換え先を見つけるまでの期間が長くなってしまえば、かえって電気料金が割高になってしまう可能性も考えられます。このような状況に陥らないためにも、新電力に乗り換える際は、事業撤退や倒産、廃業のリスクが少ない、できるだけ経営が安定している電力会社を見極めましょう。

プランの分かりやすさ

2つ目のチェックポイントは、プランの分かりやすさです。電力会社は需要家に対し、電気料金の算定方法を分かりやすく示す努力義務があります。そのため、丁寧な情報提供がされているかどうかも、新電力を選ぶ際の検討材料に含めるのがおすすめです。

例えば燃料費調整額の詳細や料金変動のリスクなどを、きちんと明示しているところが良いでしょう。また市場連動型プランを選ぶのであれば、適用される料金単価を確認できるような仕組みを導入しているかも、チェックしておいてください。

なお先述した通り、"市場連動型"という名称が付いていなくても、燃料費等調整額や電源調達調整費といった独自の燃料費調整額で、市場価格を電気料金に反映させているプランも存在します。電気料金のシミュレーションだけでは気が付かない可能性もあるため、電力会社のWebサイトや電気需給約款などをしっかり見て、内訳を確認しておきましょう。

※参考:経済産業省 . 「電力の小売営業に関する指針」 . https://www.meti.go.jp/press/2022/04/20220401005/20220401005-1.pdf , (2024-02-25) .

長期的に見て電気料金が安くなるか

3つ目のチェックポイントは、長期的に見て電気料金が安くなるかどうかです。新電力に乗り換える際は、電力量料金単価が安いところを選ぶだけでなく、実際の電気の利用状況も考慮しましょう。

契約するプランと実際の電気の利用状況の相性によっては、あまり電気料金が安くならないケースや、かえって割高になってしまうケースも考えられます。例えば夜間の電気料金が安くなるプランを契約したのにもかかわらず、日中の電気使用量が多ければ「思っていたほど安くならない」といった結果になってしまうはずです。

またクレジットカードでの支払いができるプランや、他社のポイントが付与されるようなプランもあるため、トータルで考えてお得になるところを選ぶのも重要です。現在のライフスタイルを考慮した上で、より活用できる特典があるプランに乗り換えることをおすすめします。

電気料金の高騰への対応策はあるか

4つ目のチェックポイントは、電気料金の高騰への対応策があるかどうかです。市場価格の変動に応じて電気料金が変化するプランの場合、市場価格が高騰すれば、その分電気料金も高くなります。

市場連動型プランや、独自の燃料費調整額があるプランを検討する際は、一定以上の価格に達した際の救済措置があるかどうかをチェックしておきましょう。

例えば、アストでんきのフリープランは、月ごとに固定単価と市場価格を選択することができるため、市場価格が高騰するリスクの高い夏や冬だけ、固定単価を選ぶといったことが可能です。またTERASELでんきは、固定単価プランと市場連動型プランの両方を提供しているため、TERASELマーケットプランから超TERASELプランへ契約を変更するということができます。

中途解約の違約金は発生しないか

最後のチェックポイントは、中途解約の違約金が発生しないかどうかです。どうしても中途解約をせざるを得ない状況に陥った際に、高額な違約金を支払わなくてはならないような電力会社には注意しましょう。せっかく新電力への乗り換えで電気料金をお得にしたのにもかかわらず、その意味がなくなってしまう可能性があります。

また電力会社はそのままでも、プランを変更するだけで料金が発生するケースもあります。具体的な違約金の額と発生条件は、事前にしっかりと確認しておいてください。

乗り換えやプラン変更のタイミングを調整し、違約金が発生しない時期に手続きを完了させるのも一つの手です。

まとめ

新電力各社が魅力的なプランを提供しており、どこに乗り換えたら一番お得になるのか、悩んでしまっている方も多いでしょう。まずはご自身のライフスタイルから、固定単価プランがよいのか、市場連動型プランがよいのかを考えてみましょう。基本的に、どちらか一方の料金構成のみを提供している電力会社が多いため、固定単価プランか市場連動型プランかが決まれば、候補となる新電力は絞られます。また固定単価プランの場合はさらに、スタンダードなプランがよいのか、それとも特定の時間帯の電力量料金が安くなるプランがよいのかも考えてみましょう。併せて、新電力に乗り換える際のチェックポイントを一つ一つ確認していけば、おのずと、あなたにぴったりの新電力やプランが見つかるはずです。

TERASELでんきは小売電気事業者としては珍しく、固定単価プランと市場連動型プランの両方のプランを提供しています。ライフスタイルに合わせて3つのプランから選ぶことができ、使用量が多い方はもちろん、少ない方もお得に電気を使えます。毎月の電気料金に応じて楽天ポイントがもらえる他、ご契約時には、7つの特典の中からお好きなものを1つプレゼント。

電力会社の乗り換えを検討している方は、ぜひ、TERASELでんきの3つのプランをチェックしてみてください。

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