除湿器の電気代は高い?コンプレッサー・デシカントなど種類別の違いと節約のコツ

更新日:2026/09/18

でんきの節約術

梅雨の時期や冬の結露対策、部屋干しなどで大活躍する除湿器。しかし、長時間運転することも多いため「電気代がいくらかかるのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は除湿器の電気代は、本体の除湿方式によって大きく異なります。
本記事では、除湿器の1時間あたりの電気代の目安や、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式といった種類ごとの違いを徹底解説します。また、エアコンの除湿機能との比較や、今日からできる節約術もご紹介します。除湿器を賢く使って、快適で家計に優しい生活を送りましょう。

除湿器の電気代は1時間いくら?

結論から言うと、除湿器の電気代は1時間あたり約5円〜20円程度が目安です。幅があるのは、除湿方式によって消費電力が大きく異なるためです。
電気代の計算には、以下の計算式を使用します(電気料金単価を31円/kWhとした場合)。

電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 31(円/kWh)

期間別の電気代目安(単価31円/kWhで計算)

除湿方式 消費電力(目安) 1時間あたり 1日(8時間) 1ヶ月(30日)
コンプレッサー式 約200W 約6.2円 約49.6円 約1,488円
デシカント式 約600W 約18.6円 約148.8円 約4,464円

最も普及しているコンプレッサー式であれば、1日8時間使っても1ヶ月約1,500円程度ですが、ヒーターを使用するデシカント式ではその約3倍の電気代がかかる計算になります。ご自身の使っている除湿器がどのタイプかを知ることが、節電への第一歩です。

除湿器の種類による電気代の違いを徹底比較

除湿器には主に3つの方式があります。それぞれの電気代や得意な季節、メリット・デメリットをまとめました。

項目 コンプレッサー式 デシカント式/th> ハイブリッド式
電気代 安い 高い 中間〜やや安い
得意な時期 夏(気温が高い時) 冬(気温が低い時) 一年中
仕組み 冷媒で空気を冷やす 乾燥剤とヒーター 両方のいいとこ取り
本体価格 標準的 標準的 高め

コンプレッサー式:電気代を最も抑えられる

エアコンの冷房と同じように、コンプレッサーを使って空気を冷やし、結露させて水分を取り除く方式です。ヒーターを使わないため消費電力が非常に小さく、電気代を最も安く抑えられます。気温が高い夏場に非常に高い除湿能力を発揮しますが、気温が低い冬場は除湿力が落ちるのが弱点です。梅雨対策や夏の部屋干しメインの方に最適です。

デシカント式:ヒーター使用のため電気代は高め

ゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させ、その水分をヒーターで温めてから冷やして水にする方式です。ヒーターを常に使用するため、コンプレッサー式に比べて消費電力(電気代)が3倍近くなることもあります。一方で、気温の影響を受けにくいため冬場の結露対策に強く、本体が軽量で静かなのがメリットです。冬の寒冷地や静音性を重視する場合に向いています。

ハイブリッド式:本体価格は高めだが万能

夏場は効率の良いコンプレッサー式、冬場は除湿力が落ちないデシカント式を自動で切り替えて運転する方式です。一年中、最小限の電力で安定した除湿能力を発揮できるため、非常に省エネです。ただし、内部構造が複雑なため本体サイズが大きく、購入価格も他の方式より1.5〜2倍ほど高くなる傾向があります。初期費用がかかっても、年間を通してメイン使いしたいご家庭におすすめです。

除湿器とエアコンの除湿、どっちが安いの?

エアコンの除湿機能(ドライ)と除湿器の電気代を比較すると、実はエアコンの方が安く済むケースが多いです。

  • エアコン(弱冷房除湿):非常に安価。除湿器(コンプレッサー式)と同等かそれ以下の電気代で済みます。
  • エアコン(再熱除湿):除湿器(デシカント式)に近い電気代がかかります。

使い分けの基準:
・人がいる部屋を冷やしながら除湿したいなら「エアコン」が効率的です。
・クローゼットや脱衣所など、エアコンがない場所や、狭い範囲で集中的に乾燥させたい場合は「除湿器」が有利です。また、洗濯物の部屋干しを短時間で終わらせるには、除湿器の強力な風を直接当てる方が効果的です。

除湿器の電気代をさらに安く抑える5つの節約術

1. 適切なサイズ選び

お部屋の広さに合った「定格除湿能力」のモデルを選びましょう。広すぎる部屋で能力不足の除湿器を使うと、いつまでも設定湿度に達せずフルパワー運転が続き、電気代が嵩みます。木造か鉄筋かによっても適正サイズが異なるため、スペック表をよく確認しましょう。

2. 設置場所

除湿器は壁から少し離して「部屋の中央」に置くのが最も効率的です。空気がスムーズに循環することで、効率よく湿気を吸い取れます。また、部屋干しの際は洗濯物の真下に置くか、風が洗濯物の間に通るように配置するのがコツです。

3. サーキュレーター併用

サーキュレーターや扇風機を併用して室内の空気を動かすと、除湿効率が劇的に上がります。特に洗濯物の乾燥に使用する場合、乾くまでの時間が短縮される=運転時間が短くなるため、大きな節電につながります。

4. フィルター清掃

エアコン同様、除湿器もフィルターにホコリが溜まると吸い込みが悪くなり、消費電力が増加します。2週間に1回程度は掃除機でホコリを吸い取るなど、こまめなメンテナンスを心がけましょう。

5. 電力会社の見直し

除湿器の使い方を工夫しても限界があります。最も確実で効果が大きいのは、電気代の「単価」を下げることです。最近は基本料金が0円のプランや、特定の時間帯に安くなるプランなど、多様な選択肢があります。ご家庭のライフスタイルに合った電力会社を選ぶだけで、除湿器だけでなく家中の家電の電気代をまとめて節約できます。

電力会社の見直しで根本から節約

「除湿器を毎日使いたいけれど電気代が気になる…」そんな方は、電力会社やプランの見直しを検討してみませんか?現在の電気料金は、単価だけでなく「燃料費調整額」なども影響し、以前より高騰しています。
伊藤忠エネクスグループのTERASELでんきなら、お客様の使用量に合わせた最適なプランを提案可能です。電気の品質はそのままで、よりリーズナブルな価格設定を実現しています。除湿器を気兼ねなく使うためにも、まずは固定費の削減から始めてみましょう。

まとめ

除湿器の電気代は、方式によって大きく変わります。夏に強い「コンプレッサー式」は安く、冬に強い「デシカント式」は高め、バランスの良い「ハイブリッド式」は省エネ性が高いのが特徴です。

  • 使用目的に合った方式の除湿器を選ぶ。
  • サーキュレーター併用やフィルター掃除で運転時間を短縮する。
  • 根本的な解決には電力会社の切り替えが有効。

ご自身のライフスタイルに合った除湿器と電気プランを選んで、ジメジメした季節を賢く乗り切りましょう。今の電気代が高いと感じている方は、ぜひTERASELでんきの料金シミュレーションで、どれくらい安くなるかチェックしてみてください。

▼「TERASELでんき」のシミュレーションはこちら

どれだけお得か今すぐチェック 料金シミュレーション

この記事を書いた人

野中 康平
野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

関連記事

人気の検索キーワード