2023年調査!九州の電気料金比較ランキング&おすすめの電力会社データ紹介

投稿日:2022/12/19

更新日:2023/11/29

でんきの比較

2016年4月の自由化から6年以上。
一般家庭への新電力の普及率は約20%にとどまっている一方で、お得なタイミングを狙って2回目、3回目の乗り換えをする人も増えてきています(※)。

九州の電気代は、エアコンを使う冬と夏は高めになります。節約できる方法があればできるだけ実践して、少しでも電気代を抑えたいところ。電力会社の乗り換えも、有効な選択肢です。

今回は世帯人数別に、九州の電力会社を比較したシミュレーション結果をご紹介します。
各社の特徴や評判もあわせて記載しますので、参考にしてください。

「そもそも電気代の仕組みがよくわかっていない」という方のために、まずは電気料金の基本から説明しますが、すでにご存じの方は、『九州の電気代/光熱費の特徴』から読んでください。

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この記事を書いた人

野中 康平
野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

2021年4月 資源エネルギー庁電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/040_03_01.pdf

電気料金の仕組みと基礎知識


電気代(電気料金)は、毎月固定でかかる「基本料金」と、使用量によって変動する従量料金(電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金)で決まります。
燃料費調整単価は、発電に必要な石炭や液化天然ガス(LNG)などの燃料の輸入価格の変動によって変わるもの。原料が高騰すると燃料費調整単価も高くなります。

アンペアを選ぶ目安

九州では、電力会社と契約する際にアンペア(A)が選べます。

一般的には、

  • 1~2人暮らし:30A(基本料金891円)
  • 2~4人暮らし:40A(基本料金1,188円)
  • 4~5人暮らし:50A(基本料金1,485円)

基本料金は九州電力の場合

「契約アンペアが大きいほどブレーカーが落ちにくい」「契約アンペアが小さいほど基本料金が安い」という理解でOKです。
アンペアを下げるだけで月200~300円ほど電気代が下がるので、適切なアンペアを選ぶことは節電のポイントのひとつです。アンペアは電気料金の明細書やブレーカーを見るとわかります。

アンペアを変更したい場合は、契約している電力会社に問い合わせてみてください。
なお、「この夏は帰省で長く家を空けるから30Aにしておこう」といった頻繁な変更はできないので、現在の生活スタイルに合わせて選ぶようにしてください。

九州の電気代/光熱費の特徴

まずは2021年の、九州の月別光熱費を見てみましょう。

年月 電気代 ガス代 その他光熱費 光熱費合計
1月 12,771円 5,131円 1,592円 19,494円
2月 13,020円 5,205円 1,111円 19,336円
3月 13,171円 5,147円 688円 19,006円
4月 10,336円 4,346円 391円 15,073円
5月 9,158円 4,204円 254円 13,616円
6月 8,375円 3,463円 163円 12,001円
7月 8,761円 3,141円 164円 12,066円
8月 10,682円 2,733円 91円 13,506円
9月 11,021円 2,557円 69円 13,647円
10月 10,118円 2,755円 315円 13,188円
11月 9,551円 3,134円 763円 13,448円
12月 9,492円 3,959円 1,618円 15,069円

【出典】総務省 家計調査/2人以上世帯の平均(2021年)

九州では1~3月の冬の時期が最も高く、13,000円前後。8~10月も、1万円を超える水準になります。電気代には、冬の暖房と夏の冷房の影響が大きいと考えられます。

季節ごとで、他地域の電気代とも比べてみましょう。電気代は1ヶ月あたりの平均です。

地域 1~3月(冬) 4~6月(春) 7~9月(夏) 10~12月(秋)
北海道 13,486円 11,540円 9,816円 10,587円
東北 14,417円 10,945円 9,469円 10,226円
関東 11,312円 8,771円 8,611円 8,917円
北陸 18,065円 13,556円 11,499円 11,593円
中部 12,714円 9,574円 9,821円 9,735円
関西 12,059円 9,173円 9,144円 9,515円
中国 14,809円 10,619円 10,581円 10,313円
四国 15,982円 11,137円 10,132円 9,878円
九州 12,987円 9,290円 10,155円 9,720円
沖縄 8,029円 8,541円 12,448円 11,913円
全国平均 13,386円 10,315円 10,168円 10,240円

【出典】総務省 家計調査(2021年)関西は2府4県、家計調査では「近畿」表記、中部は東海4県、家計調査では「東海」表記

全国平均と比べてみると、九州の電気代は年間を通じて安めであることがわかります。
しかし関東や関西のほうがさらに安いので、電気代には一般的な物価のように「都市部ほど高い」といった法則はないようです。

九州内での電気代の違い

県名 月平均
福岡県 7,357円
佐賀県 9,382円
長崎県 8,708円
熊本県 9,026円
大分県 8,357円
宮崎県 8,180円
鹿児島県 8,662円

同じ九州でも県により差があり、最も安い福岡県と最も高い佐賀県では月額で約2,000円の差があります。この差は電気使用量も関係しており、佐賀県は九州内でも電気使用量が多い地域なのです。

なお、離島や山間部だからといって電気代が跳ね上がるわけではありません。しかし高くなる傾向はあり、長崎の対馬や五島、鹿児島の奄美地方は、県の平均と比べてやや高めになっています※。

【出典】総務省 全国家計構造調査(2019年)

九州の電気代まとめ


九州の電気代:世帯人数別シミュレーション

電気代を節約するコツはいろいろありますが、節約額の大きさでは「電力会社の乗り換え」が有効です。手続きは簡単ですし、電力会社が変わっても電気の供給方法は変わらないので日々の生活は基本的には変わりません。

但し、最近は新電力から撤退する会社や値上げに踏み切る会社もありますので、解除料がなく、運営会社が安定していているサービスを選ぶ必要があります。また、一部地域でしかサービスを提供していない会社もありますので、転勤族であれば全国を網羅している会社を選ぶほうが引っ越し時の手間が少ないです。

ここからは、世帯人数ごとにシミュレーションしてみましょう。
1~5人の世帯でパターン分けをしていますが、家族の年齢等によってどのシミュレーションを参考にするかは柔軟に選んでください。
例えば、子どもが乳児ならカウントしない、個室があって自分用のスマホやゲーム機を持っているなら1人として扱う、個室のない小学生2人を1人と数える、といった具合です。

おすすめ順に上位3社をご紹介していきます。

1人暮らし

【シミュレーション条件】
世帯人数:1人
電力会社:九州電力
暮らし方:夜まで誰もいない、22時以降まで夜更かし
契約プラン:従量電灯B、30A
年間の電気使用量:2,391kWh
現在の電気代: 6,882円(2021年5月の電気代)

順位 電力会社 プラン 年間節約額
1位 TERASELでんき TERASEL九州B 2,905円
2位 オクトパスエナジー グリーンオクトパス 1,552円
3位 シナネンあかりの森でんき シナネンあかりの森でんきプランB(九州) 905円

2人暮らし

【シミュレーション条件】
世帯人数:2人
電力会社:九州電力
契約プラン:従量電灯B、30A
暮らし方:夜まで誰もいない、22時以降まで夜更かし
年間の電気使用量:4,782kWh
現在の電気代:10,463円(2021年5月の電気代)

順位 電力会社 プラン 年間節約額
1位 シナネンあかりの森でんき シナネンあかりの森でんきプランS(九州) 7,565円
2位 TERASELでんき TERASEL九州B 5,853円
3位 オクトパスエナジー グリーンオクトパス 5,502円

3人暮らし

【シミュレーション条件】
世帯人数:3人
電力会社:九州電力
契約プラン:従量電灯B、40A
暮らし方:お昼時は誰もいない、22時以降まで夜更かし
年間の電気使用量:5,618kWh
現在の電気代:12,636円(2021年5月の電気代)

順位 電力会社 プラン 年間節約額
1位 ミツウロコでんき 従量電灯B 10,052円
2位 TERASELでんき 超TERASEL九州B 7,668円
3位 オクトパスエナジー グリーンオクトパス 7,433円

4人暮らし

【シミュレーション条件】
世帯人数:4人
電力会社:九州電力
契約プラン:従量電灯B、50A
暮らし方:お昼時は誰もいない、22時以降まで夜更かし
年間の電気使用量:5,357kWh
現在の電気代:12,470円(2021年5月の電気代)

順位 電力会社 プラン 年間節約額
1位 ミツウロコでんき 従量電灯B 9,339円
2位 TERASELでんき 超TERASEL九州B 6,990円
3位 オクトパスエナジー グリーンオクトパス 6,830円

5人暮らし

【シミュレーション条件】
世帯人数:5人
電力会社:九州電力
契約プラン:従量電灯B、50A
暮らし方:お昼時は誰もいない、22時以降まで夜更かし
年間の電気使用量:6,271kWh
現在の電気代:14,674円(2021年5月の電気代)

順位 電力会社 プラン 年間節約額
1位 ミツウロコでんき 従量電灯B 11,833円
2位 TERASELでんき 超TERASEL九州B 9,357円
3位 オクトパスエナジー グリーンオクトパス 8,941円

九州で電気代が安いのは、どんな会社?

シミュレーション条件は、一例です。シミュレーションされる際は、ご自身の生活スタイルや契約しているプランを設定してください。

九州で電気を乗り換えるなら、TERASELでんき

この記事では、関東地方の電気代の特徴と相場、関東地方で展開している電気代の安い電力会社をご紹介しました。
それぞれの会社に特色がありますが、検討の際はぜひTERASELでんきを候補に入れてください。

・東証プライム上場企業で国内トップクラスの売上規模を誇るエネルギー商社「伊藤忠エネクス株式会社」の100%子会社である安定感
・沖縄を除く全国を網羅している
・解除料がない
・楽天ポイントが貯まる

新電力から撤退した会社の受け皿になっているほどなので、安定感には特に自信があります。

全国平均と比べると九州の電気代は安めですが、年間12万円以上になる支出。電力会社の乗り換えは有効な節約手段です。特に夏や冬は、節約効果を実感できるでしょう。電気代が高めの地域にお住まいの方は、節約額も大きくなります。
web手続きだけで済むので、とても簡単。集合住宅で大家さんが一括徴収しているようなケースを除き、誰でも自由に電力会社を乗り換えられます。

詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

どれだけお得か今すぐチェック 料金シミュレーション

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