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3人家族の電気代の平均(世帯別・季節別・地域別)は?基礎知識と節約のコツも解説

投稿日:2022/10/14

更新日:2022/10/14

でんきの比較




家族が増えると、電気の使用量も増えます。

夫婦と赤ちゃんでは二人暮らしと大きな差はありませんが、子どもが成長し、1人で遊んだり個室を持ったりするようになるにつれ、電気代も少しずつ上がっていきます。

「ふと気づくと、前よりかなり電気代が高くなっていた」
3人家族の場合、そう感じることも多いかもしれません。

実家の親と同居を始めるなど、急に大人3人暮らしになったときは変化も顕著で、「やっぱり人が増えると電気もたくさん使うんだな」と実感することでしょう。

今回は電気のスペシャリストが、3人家族の電気代について解説。
電気代の相場から基礎知識、節約のコツまでを紹介しますので、電気代を抑えたい方はぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

3人家族の電気代、平均は10,387円

3人家族の1ヶ月の電気代平均は、10,387円。2人暮らしは9,019円なので、1,000円ほど高くなっている計算です。1人あたりの電気代で考えるとかなり割安と言えます。
地域別、季節別も詳しく見てみましょう。

※総務省「家計調査(家計収支編)」―調査年月:2022年6月

地域別平均

地域 電気代 水道・光熱費
北海道 10,455円 24,650円
東北(宮城) 9,782円 22,187円
関東(東京) 9,003円 18,505円
北陸(石川) 11,624円 20,296円
中部(愛知) 9,960円 19,564円
近畿(大阪) 10,144円 19,829円
中国(広島) 10,123円 19,680円
四国(愛媛) 11,471円 20,563円
九州(福岡) 9,322円 19,446円

※総務省「2019年全国家計構造調査」

2022年9月時点で、地域別の調査は2019年度が最新。コロナ前の数値であり、各地方から1県ずつピックアップしたものですが、電気代が高いのは北陸の石川、四国の愛媛の順番です。都市別(2019~2021年の平均)でも、福井市、富山市、金沢市と北陸が高くなっています。

一般的には「都会の方が物価が高い」と言われ、都道府県別の消費者物価指数も東京都、神奈川、京都がTOP3なのですが、電気代の相場とは一致しません。
また、表には参考までに電気代を含む水道・光熱費の合計も入れましたが、こちらは北海道、東北が上位。冬の暖房に灯油代が多くかかる分、合計すると高くなります。


季節別平均

シーズン 2019年 2020年 2021年
1月 12,932円 12,336円 12,115円
2月 14,813円 13,360円 13,468円
3月 13,949円 13,653円 13,518円
4月 12,177円 12,515円 10,852円
5月 11,185円 10,826円 10,159円
6月 9,162円 9,282円 8,922円
7月 8,729円 8,654円 8,393円
8月 10,130円 9,792円 10,061円
9月 11,023円 11,448円 10,863円
10月 9,970円 10,473円 10,109円
11月 9,325円 9,308円 9,375円
12月 9,995円 9,533円 10,028円

 

※総務省「家計調査(家計収支編)」

月別で見ると、最も高いのは2~3月。最も安いのは7月です。
実際に使った月と請求月は1~2ヶ月ずれるため、真冬は電気使用量が多く、5~6月頃はで少ないと言えます。冷暖房の影響が大きいため、冷房をよく使う8~10月も高めです。

3人家族の電気代まとめ


電気料金の基本


電気代の節約を考える前に、電気料金の基本をおさらいしておきましょう。

電気代(電気料金)は、毎月固定でかかる「基本料金」と、使用量によって変動する従量料金(電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金)で決まります。
燃料費調整単価は、発電に必要な石炭や液化天然ガス(LNG)などの燃料の輸入価格の変動によって変わるもの。原料が高騰すると燃料費調整単価も高くなります。

3人家族でできる節約のコツ

ここからは、具体的な節約方法のご紹介に移ります。
少し意識するだけで簡単にできることも多いので、ぜひ実践してください。

契約アンペアを変更する


関西・中国・四国・沖縄以外の地域では、契約アンペア(A)が選べます。
一般的には、

  • 1~2人暮らし:30A(基本料金858円)
  • 2~3人暮らし:40A(基本料金1,144円)
  • 4~5人暮らし:50A(基本料金1,430円)

「契約アンペアが大きいほどブレーカーが落ちにくい」「契約アンペアが小さいほど基本料金が安い」という理解でOKです。
アンペアを下げるだけで月200~300円ほど電気代が下がるので、3人暮らしで50Aであれば下げることを検討してもよいでしょう。

逆に、ブレーカーがよく落ちて不便を感じているなら、上げるという選択肢もあります。子どもが大きくなるにつれて電化製品も増えますし、それらを同時に使うことも増えるので、30Aや40Aでは足りなくなることも。
イライラするよりも、必要経費として割り切ることも時には大切です。

※基本料金は東京電力の従量電灯Bプランの場合

生活スタイルに合わせた料金プランにする

どの電力会社も、電気の使用量やよく使う時間帯に合わせたいくつかのプランを用意しています。
フルタイムの共働きだったのが、子どもができて生活習慣が変わったり、リモートワークで日中の在宅時間が増えたりすると、今までのプランでは割高になることもあります。
定期的にプランを見直すようにしてください。

エアコン(冷暖房)で節約

冬と夏の電気代が高いことでもわかるように、エアコンは電気代に大きな影響を与えます。
節約ポイントを知っていると、上手に使えます。

エアコンのフィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターは月1~2回は掃除するようにしましょう。フィルターが汚れていると効きが悪くなり、電気代も高くなります。
自動お掃除機能付きでも、月1回は手入れするようにしてください。

設定温度は夏は28℃、冬は20℃を基準にする

不快なのを我慢してまで守る必要はありませんが、夏は28℃、冬は20℃を基準にし、冷やしすぎたり温めすぎたりしないようにしましょう。

消費電力の低い冷暖房器具を活用する

エアコンの冷房を弱めにして扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる、冬はできるだけエアコンを使わずホットカーペットやこたつにするのも節約効果があります。

除湿を使い分ける

エアコンの除湿機能には、以下の2種類があります。

  • 弱冷房除湿:部屋を少し冷やしながら湿度を下げる
  • 再熱除湿:室温を下げずに湿度を下げる

弱冷房除湿で冷房より安く、再熱除湿は冷房より高いので、使い分けを意識しましょう。通常の除湿モードは弱冷房除湿、再熱除湿は“さらさら除湿”や“カラッと除湿”といったボタンであることが多いです。

遮熱カーテンや断熱シートを使う

外気温の影響を受けやすい部屋の場合、冷暖房の効きが悪くなってエアコンの消費電力も大きくなります。窓から熱気や冷気が入ってこないように、遮熱カーテンや断熱シートを使うのもおすすめです。

冷蔵庫で節約


「夫婦と小さな子どもだけだから小さめの冷蔵庫にして節約しよう」と考えるかもしれませんが、実は省エネ効果が高いのはファミリー用の高価格帯の冷蔵庫。一人暮らし用の200L以下の冷蔵庫より、ファミリー向けの600Lの冷蔵庫のほうが電気代が安いこともよくあるのです。

冷蔵庫の電気代を節約するポイントは以下。

  • ドアの開け閉めの回数を減らす
  • ドアを開けっ放しにしない
  • こまめに冷凍庫の霜取りをする
  • 冷凍庫はできるだけぎゅうぎゅうに詰める
  • 冷蔵庫は詰め込みすぎない

電気代節約のために高い冷蔵庫を買う必要はありませんが、冷凍ストッカーが欲しいと考えている人やさらに家族が増える計画がある場合は、大きな冷蔵庫を買ってもいいでしょう。

その他の節約ポイント

3人家族でできる節約術はほかに、

  • 不在時は照明を消す
  • 電球をLEDに変える
  • 小さめのテレビを選ぶ
  • 保温調理器を使う(IHの場合は電気代、ガスの場合はガス代の節約)

などがあります。

照明はわかりやすいと思いますが、意外と知られていないのがテレビの消費電力。液晶が大きいほど消費電力が大きくなります。

電気代を節約する物件選びのポイント

出産や親との同居を機に、引っ越しを考えることもあるでしょう。
実は、電気代は一戸建てと賃貸では少し違います。電気代節約を主眼に家を選ぶことはないでしょうが、固定費の節約は積み重なるとまとまった額になるものなので、知っておいて損はありません。

以下のデータは、2019年の調査。総世帯の電気代平均は8,400円ですが、住居によってかなり差があります。

構造
木造・防火木造 9,438円
鉄骨・鉄筋コンクリート造 6,867円
建て方
戸建て 10,066円
共同住宅(1~2階建て) 4,685円
共同住宅(3~5階建て) 5,471円
共同住宅(6~10階建て) 6,275円
共同住宅(11階建て以上) 7,460円

総務省 全国家計構造調査(2019年、総世帯の平均)

一戸建ては、世帯人数が多い・面積が広いという要因もありますが、気密性が低く外気温の影響を受けやすい(=冷暖房効率が悪い)ことから高くなりやすいです。木造建築が高いのも同じ理由です。

節約効果の大きい、新電力への乗り換え


ご紹介したように電気代節約のコツはたくさんありますが、大幅な節約を目指すなら電力会社を乗り換えるのもおすすめです。
引っ越しのタイミングで安い電力会社を選んでおくと手間がなくラクですが、もちろん住み始めてからでも変更可能。すでに新電力を使っている場合でも、乗り換え特典で割引やポイント付与があるとかなりお得になります。
集合住宅で大家さんが一括徴収しているようなケースを除き、自由に変更できますので検討してみてください。

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